改築工事をするので、お庭のローズマリーを別の場所に移植をして欲しいとのご依頼でした。
ローズマリーは大きくなるほど移植が難しく、しかも8月で真夏の移植はかなり厳しい。
本来なら根回しを行なった方が良いのですが、工事が2日後で直ぐにやって欲しいとの事でしたので、枯れる可能性を説明し、了承を得ての作業となりました。
出来るだけ根を崩さず慎重に掘り起こし、根をシートで覆って移植場所にゆっくり運びました。
この大きさになると根の重量もそれなりにあるのですが、段差があり、通路の幅が狭いため台車などは使えず、筋肉と腰の限界に挑戦することに。
移植する場所の土を掘ってみると、意外と土質が硬く、掘り進めてみると若干粘土質でガラや石が混ざっている状態でした。
ローズマリーは水はけが良く、乾いた土質の方が向いているため、粘土質では水が引きずらいので土壌改良を行います。
赤玉土と腐葉土を混ぜ込んで水はけ重視し、既に悲鳴をあげている腰で最後の力を振り絞り、いざローズマリーを投入!。
取り急ぎ移植を行いました。
木に負担をかけないよう、少し強めの剪定をしたかったのですが、今は8月で異常な猛暑。
ローズマリーは夏場の強剪定も枯れやすため、太めの枝を切りつつ蒸れないように透かす程度に留めました。